原一男「CINEMA塾」 セレクション



6月19日(土)
『かけがえの前進』精神病者とつきあったことがありますか!
2002/DV/43分
垣本 典一 録音
齋藤恵美子 撮影
酒井美穂子 企画・製作
長岡 野亜 企画・演出
羽原 裕輔 編集
(五十音順)


上 映 会 場
洛陽教会 地階ホール
京都市・寺町丸太町上ル
TEL: 075-231-1276

上 映 時 間
13:00
15:00
17:00
各回、作品上映の後、トークあり
「精神病者 想いとセーカツ」
出演:江端一起さん
(「かけがえの前進」主人公)ほか

料 金 一般 1000円 (「このチラシ持参の方は200円引き」のはんこ押したチラシ
有り)
ドフィル会員 800円


主催
『かけがえの前進』を観る会・京都
(前進友の会、たまりば・らくよう、CINEMA塾、
ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー)

問い合わせ
TEL : 075-591-7926 (昼間/前進友の会・やすらぎの里)
TEL : 075-344-2371(夜間/又川)


作品解説(作品紹介へのリンク(CINEMA塾))
 2002年渋谷。拡声器を片手に爆竹を鳴らし、過激に訴える男。江端一起(40)、精神
病者。彼は「医観察法案」反対を訴えるが、それは自身の痛切な経験が裏打ちされて
いた。彼はカメラの前で自らの生い立ち−青年期の発病、家族への暴力、そして患者
会との出会い−を語ってゆく。
えばっちパソコンより 江端一起
 『病者』の顔を撮る、セーカツを撮るなんて言うことは、そうそう、できるもんや
なし、無謀やったかもしれん、だから、辞めとけ、って言ったろ。でもまぁ、自分達
には、相当『酷』で、なおかつ『アク強く引き回して』しもうたかもしれん。撮るモ
ノ撮られるモノのせめぎ合いは、よくやったよなぁぁぁーー
 よくやったよなぁぁぁーー言えば、できたら、撮られてもいいよと言ってくれた
『なかま』たちとのセーカツは、もっと、もっと、撮って欲しかったんと想うんよ。
 原一男監督のテーマは『家族』だったかもしれん。でも、これにかんしては、『家
族』なんて、いらなかったかもしれないなぁと想う。このことに、拘らなかったら、
もっと、ナニカが撮れたかもしれないとは、想う。原さん、このチームには、『家
族』っていうテーマハズシテ欲しかったなぁ。
 僕が撮って欲しかったのは、撮れるハズもないけれども、それでも『キーサンの想
いとセーカツとウンドー』だった。それも、ダンダンと、今の世の中には、無くなっ
ていくというか、世の中が意識的に『無かったことにしてしまいたい』そんな『キー
サンの想いとセーカツとウンドー』だったんだけれど。
 僕の撮って欲しかったコト、原さんの撮って欲しかったコト、このチームが撮りた
かったコト、後は、見てくれはるお客さんが、判断してくれはるよ。